◆腰痛の本当の原因とは? 『腰痛の本当の原因』を、みなさんはご存知ですか? ハワイ大学医学部主催の人体解剖実習は、腰痛の本当の原因をより深くより詳しく、そして改めて新しい発見を得る事ができます。 筋膜、腱膜、靭帯、関節包、神経、血管、軟骨、脂肪等、結合組織を見る上での一番の収穫は、フレッシュなご献体で解剖実習を行えるという事です。 いわゆる日本での解剖実習は、ホルマリン処理されたご献体で、関節や筋肉は硬くなってしまっているので、フルレンジでは動きません。 なので、各臓器や各組織の場所の確認まではできますが、実際の人間の動きまでは確認する事はできません。 それと比べて、腐敗処理されていない生のご献体は、関節や筋肉はフルレンジで動くので、 『腰痛の本当の原因』 を知る事ができます。 まず、お伝えしたいのは、 『腰痛は腰の場所が痛いだけで、腰自体には原因がありません。』 と、今まで患者様に説明してきましたが、今回それを根拠を持って説明する事ができるようになりました。 『腰痛の本当の原因』とは、 腰の骨が動き過ぎてしまっている状態の事を言うのです。 腰痛というのは、前かがみや腰を後ろに反ったり、腰を回したり横に倒したり等の動作で、腰椎が動き過ぎてしまうと、結果的に腰が痛くなってしまうのです。 腰の骨は一番から五番まで五つあり、それらを腰椎といいます。 では、腰椎は本当はどのくらい動くのか? それを、生のご献体で知る事ができます。なぜならば、生献体は生きてる時と同じ様に、筋肉や関節の可動域がフルレンジで制限なく動くからです。 実際に生のご献体で、骨盤を固定した状態で腰椎だけを動かすと、本当の腰椎の可動域がわかります。 まずは、今現在、周知となっている解剖学で記されている可動域を書きます。 ★前かがみ(前屈)40°~50° ★後ろに反る(後屈)30°~40° ★横に倒すの(側屈)左右50°ずつ ★腰を回す(回旋)左右40°ずつ そして下記が、生のご献体で骨盤を固定した状態で腰椎だけを動かした時の実際の可動域です。 ★前かがみ(前屈)15°~20° ★後ろに反る(後屈)5° ★横に倒すの(側屈)左右10°ずつ ★腰を回す(回旋)5°(ほぼ無し) この数字を見て何を言いたいのかと言うと、腰椎は腰の骨同士で関節を作っていますが、実際は、ほとんど動かない関節という事です。「動いてしまう事自体が実は害なのです」と、現地のドクターもはっきり仰っています。 では、前かがみの腰の動きが15°~20°の範囲だと、前かがみの動作は完成しませんよね? 実際に前かがみをする時は、どこが動いているのか? それは、色んな関節が少しずつ動いていますが、やはりメインは股関節が動いているのです。 なので、前かがみという動作では、腰の骨(腰椎)はほとんど動かず、股関節がメインで動いているのです。 腰痛は、股関節の動きが悪くなってしまい、それを補う為に腰椎が動き過ぎてしまい、結果的に腰回りや骨盤回りの結合組織や筋膜が癒着し、滑走性が低下する事により突っ張って痛みが出るのです。 後ろに反る動作も同じで、股関節の動きが悪くなる事で、結果的に腰椎が動き過ぎてしまい、関節が詰まって腰に痛みが出ます。 腰を横へ倒すのも、本来腰椎は左右10°ずつ程度しか動かないのに、文献では左右50°ずつ動くからといって無理に動かすから、縮まなかったり突っ張ったりして、腰に痛みが出ます。 腰を左右に回すのも同じです。 本来腰椎は、5°かほぼ回らないのに、胸椎や肩甲骨の動きが悪くなり、結果的に腰椎が動きすぎてしまい腰に痛みが出ます。 つまり、腰椎はほとんど動かない関節であり、動いてしまう事自体害がある関節なのです。 なので、結局のところ腰痛を改善させる為に何をしなければいけないのかと言うと、股関節や肩甲骨や胸椎や脛腓関節の動きが出るようにしないと、腰の色々な動きは完成されないのです。 文献では、前にかがむのは40°~50°動くと書いてありますが、 実際には15°~20°程度しか動きません。 後ろへ反るのも、文献では30°~40°動くと書いてありますが、 実際には、5°程度しか動きません。 体を横に倒すのも、文献では左右50°ずつ動くと書いてありますが、実際には左右10°ずつ程度しか動きません。 腰を回すのも、文献では左右40°ずつ動くと書いてありますが、実際には左右5°かほぼ動きません。 これらの事実が何を意味するかというと、腰痛の痛い場所は腰かもしれませんが、実際は腰以外の場所が動いていないから、結果的に腰が痛くなってしまうのです。 では、どの様に施術すれば腰痛が改善するのかというと、股関節であったり肩甲骨及び胸椎の動きを作ってあげる様な施術をしていかないと、根本的に腰痛は良くなりません。 よしんば、従来の施術を受けて症状が改善したとしても、それは根本的に解決したのではなく、その場しのぎで痛みが取れただけです。 従来の施術によって得られる反応は、効果ではなく生理反応なのです。 ほとんどの施術する側の人間は、自分が行っている施術が、生理反応を起こしているのか、効果を起こしているのかを、認識し自覚していません。 施術によって起こる現象→ ①作用(痛みが取れるという生理反応) ②反作用(痛みが戻るという生理反応) ③遅延反作用(痛みが戻るという反作用を遅らすのが効果) もちろん当院の施術は、従来の施術とは異なり、③の「効果」を求める施術となっています。 腰痛と一言に言っても、それぞれの患者さんでその症状は異なります。それは何故かというと、腰痛には様々な原因が存在するからです。 したがって原因の解決には、複数の問題を分類し、適切に対処しなければなりません。 当院では、腰痛を単に『腰骨のずれ』や『筋肉の硬さ』や『骨盤の歪み』として軽視するのではなく、異常を起こした結合組織や筋膜を一つずつ施術します。 そもそも、腰痛の原因は腰にはありません。 なので、 ・うつ伏せに寝て腰にマッサージを受けても良くなりません。 ・腰に電気や機械を当てても良くなりません。 ・腰に注射を打っても良くなりません。 ・腰にレントゲンを撮っても、原因は写りません。 ・骨盤が歪んでるとか骨が歪んでると言われて、骨盤矯正や腰椎に矯正を受けても良くなりません。 よしんば、痛みが取れたとしても、それは根本的に改善した訳ではなく、その場しのぎで脳からの痛みの電気信号が消えただけです。 根本的に痛みの原因を取り除くには、まずは、どこが原因で腰痛が発生しているのか、その原因を見つけなければなりません。 例えるならば、痛い場所は、被害者です。そこに負担が集まり結果的に痛みが発生しているだけで、痛みの原因は痛い場所にはありません。 患部に痛みを起こしている、本当の犯人を見つけて治療しなければ、根本的な問題の解決とはなりません。 腰痛を根本的に解決するのに大事なのは、どの様な治療を受けるのかという、治療の方法に拘るのではなく、 ・なぜ腰が痛いのか? ・腰が痛い原因はどこにあるのか? という、患者様が苦しんでいる痛みや症状に対する概念や考え方が、とても大事なのです。 その考え方を間違えてしまうと、治療方法はあくまでも手段の一つであり、痛みを取るという目的ではない。という、正しい考え方には辿り着きません。 当院では、 腰痛の、本当の痛みの原因がどこにあるのかを、徒手検査によって特定する事ができる特殊な検査と その特殊な検査によって特定した痛みの原因を施術する 『筋膜リリース』(Medical treatment) を用いる事で、効果的に腰の痛みや足の痺れを取る事が可能です。 痛みや痺れの原因である、筋膜の癒着による滑走性の低下、すなわち結合組織の『変性・歪曲』を理解し、それを改善する手技療法を正しく行えるので、私の施術は驚く程の結果が得られるのです。 |
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